About Dr. Ida Rolf's method of Structural Integration.
Structural Integration
for everyone
 
 
ストラクチュラル・インテグレイション(Structural Integration)は日本語に訳すのがむずかしいのですが、身体を構造的に統合するということです。それでも何かわかりませんね。

身体の構造は骨と筋肉からなると思われているのが一般でしょう。理科の実験室で骸骨の模型をみかけられた方も多いと思います。その模型は支柱がないと立っていられません。でも人間は直立しています。では実際の人間の身体で、この支柱の役目を果たしているのは何でしょうか?骨は筋肉に包まれていますから筋肉でしょうか?

骨や筋肉は繊維質の膜につつまれていて、それぞれ骨膜と筋膜とよばれています(もちろん内蔵もそれぞれ膜におおわれていますが、ここでは身体構造のみにふれます)。一番外側の筋膜は皮膚の真下にあって身体全体を包み、またそれぞれの筋肉をも包むと同時に、機能によって構成されている筋肉のグループも筋膜に包まれています。さらに筋肉は骨に直接くっついているのではなく、筋膜が靭帯や腱になって骨膜に繋がっているのです。実は骨や筋肉はこれらの膜によってささえられているのです。言い換えれば骨や筋肉はこの蜘蛛の巣のように広がった膜のネットワークの海に浮かんでいるようなものです。ストラクチュラル・インテグレイションはこの筋膜に刺激を与えて、身体の構造を最も無理やストレスのない方向へ統合していくという方法です。

よく身体の歪みと言う言葉を耳にしますね。身体の歪みは実は筋膜は可塑性であるという性質のためにおこります。可塑性とは粘土のように、指で押すと押した形がそのまま残ってしまって、風船を指で押したようには元に戻らないという性質です。例えば、つまずいて右の足首をひねってしまったとしましょう。そうすると痛みのために足を引きずったり、なるべく右足首に負担がかからないようにかばって歩いたりしますね。身体はすぐに色々な別の身体の部位でバランスをとります。そして痛みがなくなると元に戻ったと思いがちですが、身体はそのかばった姿勢のまま、つまり歪んだまま、元には戻りません。足首は治っても身体のバランスは歪んだままです。これは筋膜が一度そのように刺激を与えられて覚えてしまうとそのまま保ってしまうからです。可塑性の性質です。そしてその部分の筋膜はえてして分厚く、弾力のないものになってしまいます。怪我の部位を支えるためです。

また私たちは常に重力によって下に引っ張られています。でも私たちが直立していられるのは重力と反対方向、つまり空に向かって引っ張り上げる力もあるからです。その張力がその人それぞれの日ごろのくせ(例えばいつもショルダーバッグを右肩にかけるとか)や怪我などで、重力と等しい張りを保てなくなり、重力に負けて歪みが生じたりします。年をとって背が低くなるのもそのひとつでしょう。その張りを保つ組織が筋膜なのです。ストラクチュラル・インテグレイションはこの筋膜の不均衡を改善して、重力に等しい張力を蘇らせます。

筋膜は身体全体を外から内から、また上から下から覆っているため、ストラクチュラル・インテグレイションのセッションは10回が1セットとして必要です。身体を機能別の部位に分けてセッションを行っていきます。ストラクチュラル・インテグレイションはマッサージと違い、クライアントに色々な動きをしていただき、不均衡な筋膜を均衡のとれた筋膜に変えていきます。今まで凝り固まった筋膜が均衡になることによって、その部位の筋肉や骨、神経細胞に血液が充分通うようになり、健康な細胞が蘇ります。

筋膜組織は常に身体を支えるように繊維質の細胞を生産しています。ストラクチュラル・インテグレイションによって刺激を与えられた筋膜組織はすぐに変化しはじめますが可塑性の性質によってその変化を保ちます。マッサージや整体は一時的な解決のため、また同じ痛みなどがぶり返して何度も通わなければなりませんが、ストラクチュラル・インテグレイションは一度基本の10回セッションを受ければ、また同じ10回セッションを受ける必要はありません。身体が組織の変化に慣れるまで時間がかかりますので、基本10回セッションを受けた後、半年から1年くらい様子をみてください。その間、もちろん身体は重力やくせを受けているので、必要に応じてチューンアップのセッションを行うこともあります。

各セッションについてー 各部位の筋膜に働きかけます。骨の名前はその部分の筋膜を意味します。
  • 1回目:胸部、腕、腰関節、後ろ大腿部、頸
  • 2回目:足、脚(横、後ろ、前)、背中、頸
  • 3回目:身体の両側面、頸
    (ここまでは外側の筋膜に働きかけます。)
  • 4回目:脚の内側、恥骨、尾てい骨、坐骨、頸
  • 5回目:腹部、胸部、腕、大腿部、頸の前側
  • 6回目:骨盤全体、足、脚、腰、頸
  • 7回目:腕、胸部、頸全体、頭、顔、口の内側、鼻の内側
    (1回から7回までは構造としての各部位の筋膜に働きかけます。)
  • 8、9回目:骨盤から上か下
  • 10回目:身体全体 (8回から10回は、身体全体の筋膜の均衡を保つように、今までのセッションの統合つまり体の統合のセッションです。)
 
日本でも知る人ぞ知るでまだそんなに浸透していないようですが、それでもロルフィングという名で知られているようです。作家のよしもとばななさんも通っていらっしゃるようで、ご自身のサイトにも度々その名が登場しています。 ここアメリカでもロルフィングと言えば聞いたことがあるという方が多いようです。 ロルフィングは愛称で、創設者アイダ・ロルフの名前からこう呼ばれるようになりました。SIは30年以上の歴史がありますが、ニューヨークでは私が唯一の日本人のプラクティショナーです。どうぞご質問等ございましたらご遠慮なくお電話ください。
 
 
 
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Atsumi Hara
Certified Practitioner of Structural Integration
email:atsumi@atsumihara.com